フォーム離脱率を改善する方法15選!主な原因や平均値も解説

フォーム離脱率を改善する方法15選!主な原因や平均値も解説

フォーム離脱率は、WebサイトやLPのCVRを大きく左右する重要指標です。

広告費をかけて集客しても、入力フォームで離脱されてしまうと成果にはつながりません。

特にスマホユーザーが増えた現在は、「入力しづらさ」や「ストレス」が離脱率へ直結しています。

本記事では、フォーム離脱率の平均値や原因、改善施策、GA4での分析方法、EFO(入力フォーム最適化)のポイントまで実務レベルでわかりやすく解説します。

フォーム離脱率とは

フォーム離脱率とは、問い合わせフォームや会員登録フォームなどに到達したユーザーのうち、入力途中で離脱してしまった割合を指します。

WebサイトではCV(コンバージョン)直前の重要なポイントとなるため、フォーム離脱率は成果に大きく影響する指標です。

たとえば、広告やSEOで多くのアクセスを集めても、フォームで離脱されると売上や問い合わせにはつながりません。

特にスマホユーザーは入力ストレスを感じやすく、項目数の多さや入力しづらさが原因で離脱が増えるケースも多くあります。

そのため、フォーム離脱率の改善はCVR改善施策として非常に重要です。

フォーム離脱率の計算方法

フォーム離脱率は、「フォームに到達したユーザー数」に対して、「送信せずに離脱したユーザー数」がどのくらいあるかを割合で算出します。

フォーム改善やEFO(入力フォーム最適化)を行う際の基本指標として使われます。

離脱率が高い場合は、入力項目の多さやスマホUI、エラー表示などに問題がある可能性があります。

GA4では、フォーム開始数と送信数をイベント計測することで分析可能です。

改善施策の効果検証にも活用できるため、継続的にチェックすることが重要です。

フォーム離脱率が重要な理由

フォーム離脱率が重要視される理由は、CV直前でのユーザー損失が売上や問い合わせ件数へ直結するためです。

たとえば広告費をかけて集客しても、フォームで大量離脱が発生するとCPA悪化や機会損失につながります。

特に問い合わせ・資料請求・会員登録などはフォーム完了が成果地点となるため、改善効果が非常に大きい領域です。

また、フォーム改善はサイト全体を改修するより比較的小さな工数で成果が出やすく、CVR改善施策として優先度が高いのも特徴です。

入力項目削減やスマホ最適化だけでも大きく改善するケースがあります。

フォーム離脱率の平均

フォーム離脱率の平均は、業種やフォームの種類によって異なりますが、一般的には40〜70%程度が目安とされています。

特にスマホユーザー比率が高いサイトや、入力項目が多いフォームでは70%を超えるケースも珍しくありません。

問い合わせフォームよりも、会員登録や資料請求、不動産・保険など入力項目が多いフォームほど離脱率は高くなる傾向があります。

業種別のフォーム離脱率目安

フォーム種類・業種

離脱率の目安

シンプルな問い合わせフォーム

40〜60%

BtoB資料請求フォーム

50〜70%

ECサイト会員登録

60〜80%

不動産・保険系フォーム

70〜85%

スマホ中心サイト

高くなりやすい

EFO実施済みフォーム

30〜50%程度まで改善するケースあり

反対に、入力補助やEFO(入力フォーム最適化)が進んでいるサイトでは、離脱率を大幅に改善している事例もあります。

まずは業界平均と比較し、自社フォームが高すぎないか確認することが重要です。

スマホとPCで離脱率は変わる?

スマホとPCではフォーム離脱率に大きな差があり、一般的にはスマホの方が離脱率が高くなる傾向があります。

比較項目

スマホ

PC

離脱率

高くなりやすい

比較的低い

入力しやすさ

低い

高い

キーボード操作

切替が必要

快適

画面サイズ

小さい

広い

エラー確認

しづらい

しやすい

フォーム完了率

低め

高め

改善重要度

非常に高い

高い

理由としては、画面が小さいことによる入力しづらさや、キーボード切り替えの手間、タップ操作のしにくさなどが挙げられます。

特に入力項目が多いフォームや、エラー表示がわかりにくいフォームではスマホユーザーの離脱が増えやすくなります。

一方、PCは入力しやすいため比較的CVRが高い傾向があります。

そのため現在のフォーム改善では、PCだけでなくスマホUIを前提に最適化することが非常に重要です。

フォーム離脱率が高くなる原因

入力項目が多すぎる

フォーム離脱率が高くなる大きな原因のひとつが、入力項目の多さです。ユーザーは入力作業が増えるほど心理的負担を感じやすく、途中で面倒になって離脱してしまいます。

特に「住所」「電話番号」「会社情報」など入力量が多い項目は負荷が高くなりやすい傾向があります。

また、本来不要な情報まで必須入力にしているケースも少なくありません。フォームでは「CVに本当に必要な情報だけ」を取得することが重要です。

項目数を減らすだけでも、フォーム完了率が大きく改善するケースは多くあります。

スマホで入力しづらい

スマホで入力しづらいフォームは、離脱率が大きく上昇する原因になります。スマホは画面サイズが小さいため、入力欄やボタンが小さいだけでも操作ストレスにつながります。

また、数字・英字・記号のキーボード切り替えが多いフォームは特に負担が大きくなります。

郵便番号入力で住所自動補完がない場合や、タップしづらいチェックボックスも離脱要因です。

現在はスマホ経由のアクセスが中心となっているサイトも多いため、PCではなくスマホ基準でフォームUIを最適化することが重要です。

エラー表示がわかりにくい

フォーム入力後にエラーが表示されても、「どこが間違っているのかわからない」「修正方法が不明」といった状態になると、ユーザーは強いストレスを感じて離脱しやすくなります。

特にページ上部だけにエラーメッセージを表示するフォームは、スマホでは見逃されやすい傾向があります。

また、「形式が違います」だけの曖昧な表示も不親切です。入力欄ごとにリアルタイムでエラーを表示し、具体的な修正方法を案内することで離脱率改善につながります。

エラーUIはフォーム改善で非常に重要なポイントです。

確認画面がストレス

確認画面は入力ミス防止のために設置されることが多いですが、ユーザーにとっては「まだ終わっていない」というストレス要因になることがあります。

特にスマホではスクロール量が増えやすく、再確認の手間から離脱するケースも少なくありません。

また、「確認画面で完了したと思って閉じてしまう」ケースも発生します。

最近では、リアルタイムバリデーションを導入し、確認画面を省略するフォームも増えています。

確認画面を見直すだけでもフォーム完了率が改善するケースは多くあります。

個人情報への不安

フォームで氏名・電話番号・メールアドレスなどを入力する際、ユーザーは個人情報の扱いに不安を感じています。

特にSSL未対応のサイトや、プライバシーポリシーが見当たらないフォームは離脱につながりやすくなります。

また、「営業電話が増えそう」「迷惑メールが届きそう」と感じると入力をためらうユーザーも多くいます。

安心して入力できる環境を整えるためには、SSL化・個人情報保護方針・運営会社情報・実績掲載など信頼性を高める施策が重要です。

入力形式が厳しすぎる

入力形式の制限が厳しすぎるフォームは、ユーザーにストレスを与え離脱率を高める原因になります。

たとえば「電話番号はハイフン不要」「全角のみ」「半角英数字のみ」など細かな指定が多いと、入力エラーが頻発しやすくなります。

特にスマホでは修正作業の負担が大きく、途中離脱につながりやすくなります。また、複雑なパスワード条件やメールアドレス確認入力もストレス要因です。

できるだけ自動変換や柔軟な入力判定を行い、ユーザー負担を減らすことが重要です。

ページ表示速度が遅い

フォームページの表示速度が遅いと、ユーザーは待ち時間にストレスを感じて離脱しやすくなります。

特にスマホ環境では通信状況の影響を受けやすく、表示が数秒遅れるだけでもCVR低下につながるケースがあります。

画像やJavaScriptが重いフォーム、外部タグが多いページは注意が必要です。

また、送信ボタンを押してから完了画面まで時間がかかると、「送信できたかわからない」という不安も発生します。

フォーム改善ではUIだけでなく、表示速度最適化も非常に重要なポイントです。

CTAが弱い

フォームのCTA(行動喚起)が弱いと、ユーザーが送信するメリットを感じられず離脱につながります。

たとえば「送信」という曖昧なボタン文言より、「無料で資料を受け取る」「30秒で申し込み完了」など具体的な表現の方がCVR改善につながりやすくなります。

また、ボタンサイズが小さい、色が目立たない、配置がわかりにくい場合も離脱要因になります。

特にスマホでは視認性とタップしやすさが重要です。CTAはフォーム完了率へ直結する重要な改善ポイントです。

フォーム離脱率を改善する方法

入力項目を減らす

フォーム改善で最も効果が出やすい施策のひとつが、入力項目を減らすことです。ユーザーは入力項目が多いほど負担を感じやすく、途中離脱につながります。

特に「住所」「会社名」「部署名」など、CV時点では不要な情報まで取得しているケースは少なくありません。

まずは「本当に必要な情報か」を見直し、不要項目を削除することが重要です。後から取得できる情報はフォームでは聞かない設計が理想です。

入力項目を減らすだけでも、フォーム完了率が大きく改善するケースがあります。

必須項目を減らす

必須項目が多いフォームは、ユーザーに強い心理的負担を与えます。特に電話番号や住所など、入力に抵抗を感じやすい項目を必須にしていると離脱率が高くなる傾向があります。

CV獲得を優先する場合は、まずはメールアドレスなど最低限の情報だけを取得し、詳細情報は後から収集する方法も有効です。

また、「任意」と明記するだけでも心理的ハードルは下がります。必須項目を見直すことは、フォーム離脱率改善において非常に重要なポイントです。

入力補助を導入する

入力補助を導入すると、ユーザーの入力負担を大きく軽減できます。代表的なのが郵便番号からの住所自動入力や、入力候補の自動表示です。

特にスマホでは文字入力自体が負担になりやすいため、入力補助の効果が高くなります。

また、電話番号やメールアドレスの自動整形、カレンダー入力、プルダウン選択なども有効です。

ユーザーが「楽に入力できる」と感じるフォームは完了率が向上しやすくなります。EFOでは入力補助は基本施策として重要視されています。

リアルタイムエラー表示にする

フォーム送信後にまとめてエラー表示するのではなく、入力中にリアルタイムでエラーを表示することで離脱率改善につながります。

たとえばメールアドレス形式の誤りや未入力項目をその場で知らせることで、ユーザーはスムーズに修正できます。

特にスマホでは、送信後に大量のエラーが表示されると修正ストレスが大きく、離脱につながりやすくなります。

また、「どこを直せばいいか」を明確に表示することも重要です。リアルタイムバリデーションはEFOで非常に効果的な施策です。

スマホUIを最適化する

現在はスマホ経由のアクセスが中心となっているため、フォーム改善ではスマホUI最適化が欠かせません。

入力欄やボタンが小さいとタップミスが増え、ユーザーはストレスを感じやすくなります。

また、数字入力では数字キーボードを表示させるなど、入力形式に合わせた最適化も重要です。

フォーム項目の間隔を広げる、縦並びにする、CTAボタンを大きくするなどの改善も効果的です。PCでは問題なくても、スマホでは離脱が多発しているケースは非常に多くあります。

ステップフォームを導入する

ステップフォームとは、入力項目を複数ページに分けて段階的に入力してもらうフォーム設計です。

一度に大量の項目を見せないため、ユーザーの心理的負担を軽減しやすい特徴があります。特に不動産・保険・BtoBなど入力項目が多いフォームでは効果的です。

また、「あとどれくらいで完了するか」を表示することで、途中離脱防止にもつながります。

ただし、ページ遷移が増えすぎると逆効果になる場合もあるため、適切な設計が重要です。

確認画面をなくす

確認画面を省略することで、フォーム完了率が改善するケースは多くあります。確認画面は入力ミス防止に役立つ一方、ユーザーにとっては追加の手間となり、離脱要因にもなります。

特にスマホでは長い確認画面のスクロールが負担になりやすく、「まだ終わらない」という印象を与えてしまいます。

最近ではリアルタイムエラー表示を活用し、確認画面なしで完了できるフォームも増えています。

入力内容をその場で修正できるUI設計が重要です。

CTAボタンを改善する

CTAボタンはフォーム完了率に直結する重要要素です。「送信」だけの曖昧な文言ではなく、「無料で相談する」「30秒で申し込み完了」など、具体的なメリットを伝える表現の方がCVR改善につながります。

また、色やサイズ、配置も重要です。特にスマホではタップしやすい大きさと視認性が必要になります。

フォーム下部だけでなく途中にもCTAを配置することで、離脱防止につながるケースもあります。

CTA改善は小さな変更でも効果が出やすい施策です。

安心材料を表示する

ユーザーはフォーム入力時に「個人情報が安全に扱われるか」を気にしています。

そのため、安心材料を表示することで離脱率改善につながります。代表的なのはSSL対応表示、プライバシーポリシー、運営会社情報、導入実績、顧客数などです。

また、「営業電話はしません」「無料です」といった補足も安心感につながります。

特に初めて利用するサイトでは信頼性が重要になるため、フォーム周辺で不安を解消する情報を見せることが効果的です。

フォーム周辺コンテンツを改善する

フォームだけでなく、その周辺コンテンツも離脱率に大きく影響します。たとえばFAQを設置することで、「費用はかかる?」「営業される?」といった不安を事前に解消できます。

また、口コミ・レビュー・導入事例などを掲載すると信頼性向上につながります。

さらに、「入力は30秒」「簡単3ステップ」など所要時間を伝えることも効果的です。

フォーム改善では入力UIだけでなく、ユーザー心理をサポートする周辺情報の設計も重要になります。

EFO(入力フォーム最適化)とは

EFOの意味

EFOとは「Entry Form Optimization(入力フォーム最適化)」の略で、フォーム入力時のストレスを減らし、離脱率改善やCVR向上を目的とした施策を指します。

Webサイトでは、問い合わせ・資料請求・会員登録などのフォームがCV直前の重要ポイントとなるため、EFOは成果改善に大きく影響します。

具体的には、入力項目削減、入力補助、リアルタイムエラー表示、スマホ最適化などを行い、ユーザーがスムーズに送信できる状態を目指します。

近年はスマホユーザー増加により、EFOの重要性がさらに高まっています。

EFOで改善できること

EFOを実施することで、フォーム離脱率の改善だけでなく、CVR向上やCPA改善にもつながります。

入力ストレスを軽減することで、問い合わせ完了率や資料請求数が増加し、広告効果改善にも効果を発揮します。

また、スマホUI改善によってモバイルユーザーの離脱を減らせる点も大きなメリットです。

さらに、入力エラー削減によってユーザー満足度向上にもつながります。

フォームはCV直前の重要ポイントであるため、小さな改善でも成果インパクトが大きく、費用対効果の高い施策として注目されています。

代表的なEFO施策

代表的なEFO施策としては、入力項目削減、郵便番号からの住所自動入力、リアルタイムエラー表示、スマホUI最適化などがあります。

また、入力形式の自動変換や、ステップフォーム導入、確認画面省略も効果的です。

施策

効果

自動入力

入力負荷軽減

エラー改善

ストレス減

スマホ最適化

離脱防止

特にスマホでは、タップしやすいボタンサイズやキーボード最適化が重要になります。

さらに、CTAボタン改善や安心材料表示など、ユーザー心理に配慮した施策もEFOに含まれます。

単にデザインを整えるだけでなく、「入力しやすさ」を高めることがEFOの本質です。

EFOツールを導入するメリット

EFOツールを導入すると、フォーム改善を効率的に進められるメリットがあります。

たとえば、入力エラー分析や離脱箇所分析、ABテスト、入力補助機能などを簡単に実装できます。

また、ユーザー行動を可視化できるため、「どの項目で離脱しているか」を把握しやすくなります。

さらに、開発工数を抑えながら継続的な改善ができる点も大きな利点です。

特に広告運用を行っているサイトでは、CVR改善によるCPA削減効果が大きく、EFOツール導入が成果向上につながるケースも多くあります。

フォーム項目別の離脱原因と改善策

電話番号入力で離脱する理由

電話番号入力は、フォーム離脱につながりやすい代表的な項目です。

特にユーザーは「営業電話が増えるのではないか」「しつこく連絡されそう」といった不安を感じやすく、入力をためらうケースがあります。

また、ハイフン有無や半角数字指定など入力ルールが厳しい場合、エラーによるストレスも発生します。

改善策としては、電話番号を任意項目に変更する、入力例を表示する、リアルタイムエラー対応を行うことが効果的です。

また、「営業目的では使用しません」など安心感を与える文言も離脱防止につながります。

パスワード設定で離脱する理由

会員登録フォームでは、パスワード設定が大きな離脱要因になることがあります。

特に「英大文字・小文字・数字・記号を含める」など条件が複雑すぎる場合、入力ストレスが高まりやすくなります。

また、エラー理由がわかりにくいと再入力の負担が増え、途中離脱につながります。

スマホでは入力内容が見えにくいことも問題です。改善策としては、条件を簡潔にする、入力中に条件達成状況を表示する、パスワード表示切替機能を設置するなどが有効です。

SNSログイン導入も離脱率改善に効果があります。

住所入力で離脱する理由

住所入力は入力文字数が多く、ユーザー負担が大きいため離脱しやすい項目です。

特にスマホでは、都道府県・市区町村・番地を細かく入力する作業が面倒に感じられます。また、郵便番号入力後に住所自動補完がないフォームでは、入力ストレスがさらに増加します。

さらに、全角指定や番地形式エラーなども離脱要因になります。改善策としては、郵便番号からの住所自動入力、入力候補表示、都道府県プルダウン化などが効果的です。

できるだけ手入力を減らすことが重要です。

確認画面で離脱する理由

確認画面は、フォーム送信前に入力内容を確認するために設置されますが、ユーザーにとっては「もう一度確認する手間」が発生するため離脱要因になりやすくなります。

特にスマホでは確認画面のスクロール量が多くなり、ストレスを感じやすい傾向があります。

また、「確認しただけで完了したと思い込む」ケースもあります。改善策としては、リアルタイムエラー表示を導入し確認画面を省略する方法が有効です。

必要な場合でも、修正しやすいUIにすることで離脱率改善につながります。

業種別フォーム改善ポイント

ECサイト

ECサイトでは、購入直前の入力フォーム改善が売上へ直結します。特にカゴ落ち対策が重要で、会員登録を強制すると離脱率が高くなる傾向があります。

そのため、ゲスト購入対応やSNSログイン導入が効果的です。また、配送先入力や決済情報入力の負担軽減も重要になります。

郵便番号からの住所自動入力や、クレジットカード自動認識なども有効です。

さらに、送料や配送日をわかりやすく表示し、不安要素を減らすことも離脱防止につながります。スマホ最適化も特に重要なポイントです。

BtoBサイト

BtoBサイトでは、問い合わせや資料請求フォームの離脱改善がリード獲得数へ大きく影響します。

特に「会社名」「部署名」「電話番号」など入力項目が多くなりやすいため、必要最低限の情報だけを取得する設計が重要です。

また、営業色が強すぎると警戒されやすいため、「しつこい営業はしません」など安心感を与える表現も有効です。

さらに、導入実績や事例をフォーム周辺に掲載すると信頼性向上につながります。BtoBではスマホよりPC比率が高い傾向もあるため、両デバイス最適化が重要です。

資料請求フォーム

資料請求フォームでは、「まず情報収集したい」というユーザー心理を理解した設計が重要です。

入力項目が多すぎると、「営業されそう」という不安から離脱しやすくなります。そのため、初回はメールアドレス程度に絞るケースも有効です。

また、「無料」「30秒で完了」「営業電話なし」など安心感を与える表現も効果があります。

資料サンプル画像やダウンロードメリットを見せることで、送信動機を高めることも重要です。スマホでも入力しやすいUI設計がCVR改善につながります。

会員登録フォーム

会員登録フォームでは、パスワード設定や入力項目の多さが離脱要因になりやすくなります。

特にスマホでは入力負担が高いため、SNSログインやGoogleログイン導入が効果的です。

また、パスワード条件を複雑にしすぎると途中離脱が増えるため、できるだけ簡潔な設計が重要です。

さらに、「登録するメリット」を明確に伝えることも大切です。ポイント付与や限定機能などを訴求することで登録率改善につながります。

リアルタイムエラー表示も有効な改善施策です。

不動産・保険

不動産や保険系フォームは、入力項目が多く離脱率が高くなりやすい業種です。

年収・家族構成・希望条件など詳細情報が必要になるため、ユーザー負担が大きくなります。

そのため、一度にすべて入力させるのではなく、ステップフォーム導入が効果的です。

また、「入力は簡単」「無料相談」など心理的ハードルを下げる表現も重要になります。

さらに、実績・口コミ・担当者情報などを掲載し、信頼性を高めることも離脱防止につながります。スマホ最適化は特に重要です。

フォーム離脱率改善でよくある失敗

項目を削りすぎる

フォーム改善では入力項目削減が有効ですが、削りすぎると逆効果になる場合があります。

たとえば、営業活動に必要な情報まで削除してしまうと、獲得後の対応品質が低下し、成約率悪化につながるケースがあります。

また、情報不足により再ヒアリングが必要になり、ユーザー負担が増えることもあります。

重要なのは「CVに必要な最低限」と「後から取得できる情報」を切り分けることです。

単純に項目数を減らすのではなく、成果につながる最適なバランス設計が重要になります。

デザインだけ改善する

フォーム改善でよくある失敗が、見た目のデザイン変更だけで満足してしまうことです。

もちろんUI改善は重要ですが、本当に問題なのは「入力負荷」や「不安要素」であるケースも多くあります。

たとえば、おしゃれなデザインでも入力項目が多かったり、スマホ操作しづらかったりすると離脱率は改善しません。

また、CTA文言や入力補助、エラー表示などの実用面も非常に重要です。

フォーム改善ではデザインだけでなく、ユーザー行動や心理まで含めて最適化することが大切です。

分析せず改善する

GA4やヒートマップなどで分析せずにフォーム改善を行うと、効果の薄い施策ばかり実施してしまう可能性があります。

たとえば、本当は「電話番号入力」で離脱しているのに、ボタン色だけ変更しても大きな改善にはつながりません。

フォーム改善では、「どこで」「なぜ」離脱しているのかを把握することが重要です。

また、ABテストを行わず感覚だけで変更すると、逆にCVRが悪化するケースもあります。データ分析を基に改善施策を進めることが成功のポイントです。

PCだけで確認する

フォーム改善でPC画面だけ確認してしまうのは非常に危険です。

現在はスマホ経由のアクセスが中心となっているサイトも多く、PCでは問題なくてもスマホでは入力しづらいケースが多発しています。

たとえば、ボタンが小さい、入力欄が見切れる、キーボード切り替えが多いなど、スマホ特有の問題があります。

また、通信速度による表示遅延もスマホでは大きな離脱要因になります。

フォーム改善では実際のスマホ端末で操作確認を行い、モバイル視点で最適化することが重要です。

広告とフォームが一致していない

広告内容とフォーム内容が一致していないと、ユーザーは違和感を感じて離脱しやすくなります。

たとえば、「30秒で無料診断」と広告で訴求しているのに、実際には大量の入力項目があると期待とのギャップが発生します。

また、「無料」と書いてあるのに料金説明が不十分な場合も不信感につながります。

フォーム改善では、広告・LP・フォームまで一貫したメッセージ設計が重要です。

ユーザーが想定していた内容とズレが少ないほど、CVR改善につながりやすくなります。

フォーム離脱率でよくある質問(FAQ)

フォーム離脱率の平均は?

フォーム離脱率の平均は業種やフォーム内容によって異なりますが、一般的には40〜70%程度が目安とされています。

問い合わせフォームは比較的低めですが、会員登録や不動産・保険系フォームなど入力項目が多いほど離脱率は高くなる傾向があります。

スマホ中心サイトでは70%を超えるケースも珍しくありません。

離脱率は何%だと危険?

一般的には70%を超えると改善優先度が高い状態と考えられます。

特に80%以上の場合は、入力項目の多さやスマホUI、エラー表示などに問題があるケースが多く見られます。

ただし業種差もあるため、業界平均や過去データと比較しながら判断することが重要です。

GA4で分析できる?

GA4でもフォーム離脱率分析は可能です。form_start(入力開始)やform_submit(送信完了)などのイベントを設定することで、フォーム完了率や離脱率を計測できます。

また、探索レポートやファネル分析を活用すると、どの段階で離脱しているかも確認できます。

スマホ改善は重要?

非常に重要です。現在はスマホ経由のアクセスが中心となっているサイトが多く、入力しづらいフォームは離脱率悪化につながります。

ボタンサイズ、入力欄の見やすさ、キーボード最適化、住所自動入力など、スマホ前提で設計することがCVR改善では欠かせません。

EFOツールは必要?

必須ではありませんが、フォーム改善を効率化したい場合は有効です。EFOツールを使うと、入力補助やリアルタイムエラー表示、離脱分析、ABテストなどを簡単に実装できます。

特に広告運用を行っているサイトでは、CVR改善によるCPA削減効果が期待できます。

確認画面は必要?

必ずしも必要ではありません。近年はリアルタイムエラー表示を活用し、確認画面を省略するフォームも増えています。

特にスマホでは確認画面がストレスになり、離脱要因になるケースもあります。

ただし、高額商材や重要情報入力では確認画面が有効な場合もあります。

項目数は何個までが理想?

一概には言えませんが、一般的には5〜7項目程度が入力負荷を抑えやすい目安とされています。

特にスマホでは項目数が増えるほど離脱率が高くなる傾向があります。

本当に必要な情報だけを取得し、後から収集できる内容はできるだけ減らすことが重要です。

フォーム離脱率まとめ

フォーム離脱率は、問い合わせ数や売上などCV成果へ直結する重要な指標です。

特に現在はスマホユーザーが増えており、入力しづらさやエラー表示、項目数の多さなどが離脱率悪化につながりやすくなっています。

改善するためには、入力項目削減、スマホUI最適化、リアルタイムエラー表示、CTA改善などのEFO施策が重要です。

また、GA4やヒートマップを活用し、どこで離脱しているかを分析することも欠かせません。

フォーム改善は小さな変更でもCVRへ大きな影響を与えるため、継続的に最適化を行うことが成果向上につながります。

記事を書いた人

井上寛生

井上寛生

LandingHub 執行役員 / 事業責任者 / 技術責任者

大学院では情報工学を専攻し、修了後に株式会社TeNへ新卒入社。当時は社内唯一のエンジニアながら、開発部門をゼロから立ち上げ、採用・育成を一手に担い、全員が未経験からスタートした精鋭エンジニアチームを組成。2021 年にはWEBサイト高速化プラットフォーム「LandingHub」を立ち上げ、プロダクトオーナー兼事業責任者として企画・開発・グロースを牽引。現在は執行役員として、会社の技術戦略と事業成長の双方をリードしている。
コラム一覧に戻る