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次世代フォーマット画像とは?WebPとAVIFの特徴と違いを詳しく解説
Webサイトの表示速度改善に欠かせない「次世代フォーマット画像」をご存知ですか?
WebPやAVIFといった新しい画像形式は、従来のJPEGやPNGと比べて大幅なファイルサイズ削減を実現し、SEO効果も期待できます。
各フォーマットの特徴や導入方法、実装時の注意点まで詳しく解説します。
次世代フォーマット画像とは?
次世代フォーマット画像とは、従来のJPEG・PNG・GIFに代わる新しい画像形式の総称です。
主にWebP(Google開発)とAVIF(動画技術AV1ベース)が代表的で、これらは従来フォーマットと比べて圧縮効率が大幅に向上しています。
WebPやAVIFは従来の画像フォーマットよりもおおよそ30%以上のファイルサイズ削減が可能です。
画質を保ちながらデータ量を削減できるため、Webサイトの表示速度向上に直結し、SEO効果も期待できます。
Google PageSpeed Insightsでも「次世代フォーマットでの画像配信」として推奨されており、現在多くのモダンブラウザでサポートされています。
従来フォーマットでは限界がある
従来フォーマットの限界は、用途別の使い分けの複雑さと圧縮効率の低さです。
JPEGは写真に適していますが透過非対応、PNGは透過可能だがファイルサイズが大きい、GIFはアニメーション対応だが256色制限があります。
また、モバイル通信の普及により、大容量画像による表示速度低下が深刻な問題となっています。
次世代フォーマットはこれらの課題を一挙に解決します。
WebPは透過・アニメーション・高圧縮を統合し、AVIFはさらに優れた圧縮効率で画質劣化を最小化。
結果として、フォーマット選択の簡素化、ファイルサイズの大幅削減、表示速度向上を同時に実現できます。
googleも次世代フォーマットを推奨
Googleが次世代フォーマットを推奨する理由は、ユーザー体験向上とWeb全体の高速化を目指すからです。
2021年にはCore Web Vitalsを正式なランキング要素に追加しました。
画像はWebページの容量の大部分を占めるため、次世代フォーマットによる軽量化は表示速度改善に直結します。
PageSpeed Insightsで「次世代フォーマットでの画像配信」が推奨項目として表示されるのは、モバイルファーストの時代において、データ通信量削減と高速表示がユーザー満足度とSEO効果の両方に重要だからです。
従来フォーマットと次世代フォーマットの違い
従来フォーマット(JPEG・PNG・GIF)と次世代フォーマット(WebP・AVIF)の最大の違いは圧縮効率です。
従来フォーマットは用途別の使い分けが必要でしたが、次世代フォーマットは一つで多機能を兼ね備えています。
WebPは透過・アニメーション・高圧縮を同時サポートし、AVIFは画質劣化を最小限に抑えながら驚異的な圧縮率を達成。
ただし、次世代フォーマットは比較的新しいため、古いブラウザでは非対応の場合があり対応が必要です。
フォーマット別の特徴の比較
項目 | JPEG | PNG | GIF | WebP | AVIF |
|---|---|---|---|---|---|
開発元 | Joint Photographic Experts Group | PNG Development Group | CompuServe | AOMedia | |
リリース年 | 1992年 | 1996年 | 1987年 | 2010年 | 2019年 |
圧縮方式 | 非可逆圧縮 | 可逆圧縮 | 可逆圧縮 | 可逆・非可逆両対応 | 可逆・非可逆両対応 |
透過対応 | × | ◯ | ◯(1bit) | ◯ | ◯ |
アニメーション | × | × | ◯ | ◯ | ◯ |
色数 | 1677万色 | 1677万色+ | 256色 | 1677万色+ | 10億色以上 |
各画像フォーマットの仕様を比較することで、用途に最適な選択が可能になります。
従来のJPEG・PNG・GIFはそれぞれ異なる特徴を持ち、写真・透過画像・アニメーションと用途が分かれていました。
一方、WebPは全機能を統合し、AVIFはさらに高性能を実現。
圧縮率、画質、対応機能、ブラウザサポート状況を総合的に比較することで、サイトの要件に応じた最適なフォーマット選択ができ、表示速度とユーザー体験の向上につながります。
フォーマット別の圧縮率の比較
フォーマット | 圧縮率(JPEG比) | ファイルサイズ削減率 | 画質劣化 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
JPEG | 基準(100%) | - | あり(非可逆) | 写真・複雑な画像 |
PNG | 約150-200% | 大きくなる場合が多い | なし(可逆) | ロゴ・透過画像 |
GIF | 約50-80% | 小さい(色数制限あり) | あり(色数制限) | 簡単なアニメーション |
WebP | 25-35%削減 | 65-75% | 設定可能 | オールラウンド |
AVIF | 50-70%削減 | 30-50% | 非常に少ない | 高品質画像 |
圧縮効率とファイルサイズについて、従来のJPEGを基準とした場合、WebPは25-35%、AVIFは50-70%ものファイルサイズ削減を実現します。
これは同じ画質でより小さなファイルサイズを意味し、Webサイトの読み込み速度に直結します。
特にAVIFの圧縮効率は驚異的で、画質劣化を最小限に抑えながら大幅な軽量化が可能。
次世代フォーマット画像の重要性
次世代フォーマット画像は現代のWeb戦略において必須要素です。
WebPやAVIFによる大幅なファイルサイズ削減は、Googleが検索順位要因として重視するCore Web Vitalsの改善に直結し、ユーザー体験向上により直帰率低下とコンバージョン率向上が期待できます。
重要性を下記にまとめました。
ユーザーエクスペリエンスの向上
次世代フォーマット画像は、ユーザー体験を劇的に改善します。
最も顕著な効果は待ち時間の短縮で、画像読み込みの高速化により、ユーザーのストレスを大幅に軽減できます。
特にモバイル環境では、データ通信量の削減が重要で、WebPやAVIFの採用により通信費を気にするユーザーにも配慮した設計が可能です。
ページ遷移がスムーズになることで、サイト内の回遊率向上や滞在時間延長にもつながります。
結果として、ユーザー満足度の向上が直帰率低下やコンバージョン率向上をもたらし、ビジネス成果に直結する重要な要素となります。
Core Web Vitals(LCP改善)への貢献
Core Web VitalsのLCP(Largest Contentful Paint)は、ページ内で最も大きなコンテンツが表示されるまでの時間を測定する指標で、多くの場合、画像が対象となります。
次世代フォーマット画像の導入は、このLCP改善に直接的な効果をもたらします。
WebPや、AVIFによるファイルサイズ削減により、大きな画像の読み込み時間が大幅に短縮されることでLCPの数値も劇的に良くなります。
特にモバイル環境での改善効果は顕著です。
LCPの改善は検索順位に直接影響するため、SEO効果も期待できます。
サーバーコストの大幅削減
次世代フォーマット画像によるデータ通信量削減は、画像が多いWebサイトでは総通信量を半分以下に圧縮できる場合もあります。
サーバー側では、帯域使用量削減によりCDNコストやサーバー負荷を大幅に軽減できます。
特にグローバル展開するサイトでは、地域間のデータ転送コスト削減効果が顕著です。
WebPとAVIFの特徴と違いを詳しく解説
WebPとAVIFの特徴をそれぞれ比較表にまとめました。
圧縮性能比較
項目 | WebP | AVIF |
|---|---|---|
JPEG比圧縮率 | 25-35%削減 | 50-70%削減 |
WebP比圧縮率 | - | さらに30%削減 |
可逆圧縮 | サポート | サポート |
非可逆圧縮 | サポート | サポート |
画質劣化 | 少ない | 非常に少ない |
WebPとAVIFの圧縮性能には大きな差があり、それぞれ異なる強みを持ちます。
用途に応じますが、処理速度重視ならWebP、圧縮効率重視ならAVIFが適しています。
圧縮効率だけ見るとWebPよりもAVIFはが圧倒的で、JPEGに比べて50〜70%、WebPに比べてもさらに30%の削減が可能です。
特に高画質画像では差が顕著で、同じ画質でもAVIFはWebPより約36%小さくなります。
ただし、AVIFはエンコード時間が長く、デコード処理も重いため、大量の画像処理には不向きです。
機能比較
機能 | WebP | AVIF |
|---|---|---|
透過(アルファチャンネル) | サポート | サポート |
アニメーション | サポート | サポート(制限あり) |
色深度 | 8bit | 8bit/10bit/12bit |
色空間 | sRGB、P3等 | sRGB、P3、Rec.2020等 |
プログレッシブ表示 | × | サポート |
実装面では、WebPの方が対応ツールが豊富で扱いやすく、AVIFは高機能だが実装がやや複雑という特徴があります。
両者とも透過処理とアニメーション表示に対応し、可逆・非可逆圧縮を選択できます。
しかし、色彩表現力では大きな差があり、WebPは8bit色深度のみですが、AVIFは8bit・10bit・12bitに対応し、より豊かな色彩表現が可能です。
色空間もWebPがsRGBとP3程度に限られるのに対し、AVIFはRec.2020まで幅広くサポートします。
プログレッシブ表示機能はAVIFのみ対応で、大きな画像の段階的読み込みが可能です。
アニメーション機能では、WebPがGIF代替として完全対応するのに対し、AVIFは制限があります。
WebP(ウェッピー)の有効な活用法
画像が多いサイトに有効
WebPは画像を大量に使用するサイトで最も威力を発揮します。
ECサイトの商品画像、ギャラリーサイトの作品、メディアサイトの記事画像など、多数の画像を配信するサイトでは、大幅なファイルサイズ削減効果が累積的に作用し、ページ全体の読み込み時間を大幅に短縮できます。
画像が多いほど帯域使用量とCDNコストの削減効果も大きく、サーバー負荷軽減によりより多くのユーザーに快適な体験を提供できます。
レスポンシブデザインのサイトでも有効
レスポンシブデザインで複数サイズの画像を配信するサイトです。
デスクトップ・タブレット・モバイルの各デバイス向けに異なるサイズの画像を用意する際、WebPなら全サイズで一律25-35%の軽量化効果が得られます。
参考記事:WebPとは
AVIFの特徴の有効な活用法
高品質画像重視サイトや大容量画像に有効
AVIFは高品質画像を重視するサイトで最も威力を発揮します。
写真ポートフォリオ、アートギャラリー、高級ECサイトなど、画質とファイルサイズの両立が重要な場面でとても有効です。
特に建築・インテリア・ファッション分野など、色彩や質感の正確な表現が重要な業界のサイトに有効です。
次世代フォーマット画像の使用の注意点
次世代フォーマット画像の有効活用はとてもメリットの高いものですが、注意点もあります。
ブラウザサポートの確認
次世代フォーマット画像(WebP・AVIF)は優れた圧縮性能を持つ一方、ブラウザ対応状況に注意が必要です。
特に古いブラウザや一部環境では表示されないため、フォールバック対応が必須となります。
現場の対応状況を表にまとめました。
フォーマット | 全体対応率 | Chrome | Safari | Firefox | Edge |
|---|---|---|---|---|---|
WebP | 96%以上 | v23以降 | v14以降 | v65以降 | v18以降 |
AVIF | 92-93% | v85以降 | v16.1以降 | v93以降 | v121以降 |
JPEG/PNG | 100% | 全版対応 | 全版対応 | 全版対応 | 全版対応 |
実装時は<picture>タグを使用してJPEG/PNGへの代替表示を設定し、各フォーマットの対応率を確認してから導入しましょう。
WebPは広く普及済みですがAVIFはまだ発展途上のため、段階的な採用が推奨されます。
ファイルサイズの最適化
次世代フォーマット画像の最大の注意点は品質設定のバランス調整です。
AVIFは高圧縮時(品質値40未満)で真価を発揮しますが、設定値が高すぎると従来フォーマットとの差が縮小します。
用途・画像タイプ | WebP品質値 | AVIF品質値 | 期待圧縮率 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
写真・複雑画像 | 75-85 | 65-75 | JPEG比25-35%削減 | 細部のディテール重視 |
一般的なWeb画像 | 70-80 | 60-70 | JPEG比30-40%削減 | 品質と軽量化のバランス |
バナー・単純画像 | 65-75 | 50-65 | JPEG比35-45%削減 | 高圧縮でもAVIF優位 |
サムネイル画像 | 60-70 | 45-55 | JPEG比40-50%削減 | 小サイズなので高圧縮可 |
アイコン・図表 | 70-85 | 60-75 | PNG比20-30%削減 | 線画は可逆圧縮も検討 |
WebPは品質値70-85、AVIFは60-80が推奨範囲で、用途に応じた細かな調整が必要です。
また、圧縮済み画像からの再変換は品質劣化を招くため、必ずオリジナル画像から変換することが重要です。
設定ミスはファイルサイズ削減効果を大幅に損なうため、実際の画像での検証が不可欠です。
次世代フォーマット画像の変換・処理コスト増加
次世代フォーマット画像の導入で最も見落としやすい注意点が変換処理コストの大幅増加です。
処理項目 | JPEG/PNG | WebP | AVIF | 備考 |
|---|---|---|---|---|
変換時間 | 1x(基準) | 2-3x | 5-8x | AVIFは大幅に長時間 |
CPU使用率 | 低 | 中程度 | 高(80-90%) | マルチコア推奨 |
メモリ消費 | 標準 | 1.5-2x | 3-4x | 大容量メモリ必要 |
バッチ処理効率 | 高速 | 中速 | 低速 | 並列処理で改善可能 |
特にAVIFはWebPに比べて2-5倍の変換時間とCPU負荷を要求し、大量画像の一括変換時はサーバーリソースが枯渇する危険があります。
リアルタイム変換では応答遅延が発生し、バッチ処理でも従来の数倍の処理時間が必要となります。
メモリ消費量も増大するため、サーバー増強や処理時間の大幅延長を想定した運用計画が必須です。コスト対効果を慎重に検討し、段階的導入が推奨されます。
次世代フォーマット画像の実装方法
次世代フォーマット画像(WebP/AVIF)の実装には、HTMLの<picture>タグを使用する方法や、CloudflareやImageOptimなどの自動変換ツールも活用可能。
オンラインの画像変換ツールを使用する(簡単)
オンラインの画像変換ツールは、次世代フォーマット導入の最も手軽な方法です。
これらのツールは専門知識不要で、ドラッグ&ドロップの簡単操作により、品質設定を調整しながら最適化できます。
主なオンラインの画像変換ツール
- Squoosh(Google製)
- TinyPNG
- Convertio
- ImageOptim
- XnConvert
ただし、大量処理には時間がかかり、自動化には向かないため、初期テストや少数画像の変換に最適です。
無料で利用でき、導入コストを抑えながら次世代フォーマットの効果を確認できる、最初の一歩として理想的な方法です。
pictureタグを使用する方法
pictureタグは複数の画像フォーマットや解像度に対応が必要な場合におすすめです。
特に、WebP/AVIF等の次世代フォーマットで表示速度を改善したいが、古いブラウザ対応も必要な場合に最適。
レスポンシブデザインでデバイス別に異なる画像を配信したい場合や、高画質画像を多用するECサイト・メディアサイトでのSEO・UX向上に効果的。
自動フォールバック機能により、開発コストを抑えつつ最大限のパフォーマンス改善を実現できます。
下記のような書き方で対応が可能となります。
<picture>
<source srcset="image.avif" type="image/avif">
<source srcset="image.webp" type="image/webp">
<img src="image.jpg" alt="代替テキスト" loading="lazy">
</picture>レスポンシブの場合
<picture>
<source
media="(min-width: 768px)"
srcset="desktop.avif"
type="image/avif">
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media="(min-width: 768px)"
srcset="desktop.webp"
type="image/webp">
<source
srcset="mobile.avif"
type="image/avif">
<source
srcset="mobile.webp"
type="image/webp">
<img src="fallback.jpg" alt="代替テキスト">
</picture>Cloudflareなどの自動変換ツールを使用する方法
大量の画像を扱うサイト運営者や開発リソースが限られる場合に最適です。
ECサイト、メディアサイト、ブログなどで既存画像を一括最適化したい場合や、コードを大幅に変更せずに表示速度改善したい場合におすすめ。
特にCloudflareは設定のみで即効果があり、ImageOptimは制作段階での品質管理に適しています。技術的知識が少ないWeb担当者でも簡単に次世代フォーマット対応を実現できる点が大きなメリットです。
Page Speed Insightsの「次世代フォーマットでの画像の配信」について
Page Speed Insightsの「次世代フォーマットでの画像の配信」改善項目について説明します。
Page Speed Insightsでは下記のような記載がされています。
AVIF と WebP は、JPEG や PNG と比較して、圧縮性能と画質特性に優れた画像フォーマットです。これらのフォーマットで画像をエンコードすることで、JPEG や PNG よりも高速な読み込みと少ないデータ消費を実現できます。
この項目は、従来のJPEGやPNG画像をWebPやAVIFなどの次世代画像フォーマットに変換することで、ファイルサイズを大幅に削減し、ページの読み込み速度を向上させる改善提案です。
次世代フォーマット画像まとめ
次世代フォーマットでの画像配信は、一見技術的で難しそうに見えますが、実際に対応してみると驚くほどの効果を実感できます。
表示速度を改善するうえでは、着手しやすい簡単な方法なので是非チャレンジしてみてください。
PageSpeed Insightsのスコアの改善や、ユーザーの体験が向上し、ビジネス成果に直結する施策として、投資対効果は非常に高いと言えます。
