
サイト速度が遅くなる原因の調べ方は?
Q:サイト速度が遅くなる原因の調べ方は?
A:「どこで遅くなっているか」を可視化することが重要です。
サイト速度が遅くなる原因を調べるには、まず「どこで遅くなっているか」を可視化することが重要です。
代表的な方法としては、PageSpeed InsightsやChrome DevTools、GA4などのツールを使い、画像容量・JavaScript・サーバー応答速度・外部タグなどを確認します。
特にスマホ表示は速度低下が発生しやすいため、モバイル環境での分析が重要です。
また、原因は1つとは限らず、画像・コード・サーバー・プラグインなど複数要素が影響しているケースも多くあります。
改善前に原因を正しく把握することで、効果的な速度改善につながります。
サイト速度が遅いと何が問題になる?
サイト速度が遅くなる主な原因
原因1:画像容量が大きすぎる
サイト速度が遅くなる原因として最も多いのが、画像容量の大きさです。
高画質画像をそのまま掲載すると、ページ読み込み時のデータ通信量が増え、表示完了までに時間がかかります。
特にスマホでは通信速度の影響を受けやすく、画像が重いだけで離脱率上昇につながるケースもあります。
横幅が必要以上に大きい画像や、PNG形式の多用も速度低下原因になりやすいです。
WebP化や画像圧縮、適切なサイズ調整を行うことで、大幅な速度改善が期待できます。
原因2:JavaScript・CSSが重い
JavaScriptやCSSファイルが肥大化すると、ブラウザが読み込み・解析する処理負荷が増え、ページ表示速度低下につながります。
特に不要なコードや使用していないCSSが多い場合、ユーザーに必要ないデータまで読み込むことになります。
また、JavaScriptは読み込み完了まで表示処理を止めるケースもあるため、ファーストビュー表示が遅れる原因になります。
WordPressテーマや外部ツール導入によってコード量が増えているケースも多く、不要コード削除や軽量化が重要です。
原因3:サーバー応答速度が遅い
サーバー応答速度(TTFB)が遅いと、ユーザーがページを開いてから最初のデータ受信までに時間がかかります。
これはサイト全体の表示遅延につながる重要な要因です。アクセス集中時に処理能力不足になる共用サーバーや、古いサーバー環境を利用している場合に発生しやすくなります。
また、データベース処理負荷やPHPバージョンの古さも影響します。
どれだけ画像やコードを軽量化しても、サーバー性能が低いと改善効果が限定的になるため、サーバー選定は非常に重要です。
原因4:外部タグ・広告タグが多い
Google広告、SNS連携、ヒートマップ、アクセス解析などの外部タグを大量に設置すると、読み込み先サーバーとの通信が増え、表示速度低下につながります。
特に広告タグはリアルタイム通信を行うため、表示完了までに時間がかかるケースがあります。
また、使用していないタグが残っていると無駄な通信が発生し続けます。
タグマネージャー内を整理せず運用しているサイトでは、気づかないうちに速度悪化していることも多く、定期的な棚卸しが重要です。
原因5:WordPressプラグインを入れすぎている
WordPressは便利な一方で、プラグインを増やしすぎるとサイト速度低下を招きます。
プラグインごとにCSS・JavaScript・データベース処理が追加されるため、読み込み負荷が大きくなるためです。
特に機能が重複しているプラグインや、更新停止された古いプラグインは速度悪化や不具合原因にもなります。
また、管理画面だけでなくフロント画面にも影響するケースが多く、知らないうちに表示速度が低下している場合があります。
不要プラグイン整理は重要な改善施策です。
原因6:動画・アニメーションを多用している
トップページ動画や複雑なアニメーションを多用すると、読み込みデータ量やブラウザ処理負荷が増え、表示速度低下につながります。
特に高画質動画は通信量が大きく、スマホでは読み込み遅延が発生しやすくなります。
また、JavaScriptアニメーションはCPU負荷が高く、スクロール動作が重くなるケースもあります。
デザイン性向上のために導入されることが多いですが、速度とのバランス設計が重要です。
本当に必要な演出だけを残す最適化が求められます。
原因7:キャッシュ設定が最適化されていない
キャッシュ設定が適切でないと、ユーザーがページを開くたびに画像やCSS、JavaScriptを毎回読み込む必要があり、表示速度が低下します。
本来キャッシュを活用すれば、一度読み込んだデータをブラウザ側に保存し、再訪問時の表示を高速化できます。
しかし設定不足や誤設定があると、毎回サーバー通信が発生し、無駄な負荷が増加します。
WordPressではキャッシュプラグイン設定不足も多く見られます。
キャッシュ最適化は比較的効果が出やすい改善施策です。
原因7:CDNを利用していない
CDN(コンテンツ配信ネットワーク)を利用していない場合、ユーザーはサイトサーバーへ直接アクセスするため、物理距離による通信遅延が発生しやすくなります。
特にアクセス地域が広いサイトでは、遠方ユーザーほど表示速度低下が起きやすくなります。
CDNを利用すると、画像やCSSなどの静的ファイルを各地域の配信サーバーから届けられるため、高速表示が可能になります。
また、アクセス集中時の負荷分散にも効果的です。大規模サイトでは特に重要な施策となります。
サイト速度が遅い原因の調べ方
PageSpeed Insightsで確認する方法
PageSpeed Insightsは、Googleが無料提供しているサイト速度分析ツールです。URLを入力するだけで、スマホ・PCそれぞれの表示速度や改善ポイントを確認できます。
特に「Core Web Vitals」の評価確認に役立ち、画像容量・JavaScript・サーバー応答速度など、どこが速度低下原因になっているかを可視化できます。
また、「改善できる項目」が具体的に表示されるため、初心者でも優先順位を判断しやすい点が特徴です。
まず最初に利用すべき基本ツールとしておすすめです。
確認手順
- PageSpeed Insightsを開く
- 調査したいURLを入力する
- 「分析」をクリックする
- モバイル・PCのスコアを確認する
- Core Web Vitalsを確認する
- 「改善できる項目」を確認する
- 画像・JavaScript・サーバー関連の指摘を確認する
- 改善後に再計測する
Chrome DevToolsで調査する方法
Chrome DevToolsは、Google Chromeに標準搭載されている開発者向け分析ツールです。
ページ読み込み時に「どのファイルが重いのか」「どの通信に時間がかかっているのか」を詳細に確認できます。
特にNetworkタブを使うことで、画像・JavaScript・CSS・外部タグなどの読み込み時間を可視化できるため、速度低下原因の特定に役立ちます。
PageSpeed Insightsよりも詳細分析が可能で、実際の読み込み順やボトルネック調査に非常に便利です。
調査手順
- Google Chromeで対象ページを開く
- 右クリックして「検証」を選択する
- DevToolsを開く
- 「Network」タブを選択する
- ページを再読み込みする
- 読み込み時間が長いファイルを確認する
- サイズが大きい画像やJavaScriptを確認する
- 外部タグ通信時間を確認する
- 「Performance」タブで描画速度も確認する
