サイト速度改善のチェックリストを知りたい!

サイト速度改善のチェックリストを知りたい!

Q:サイト速度改善のチェックリストを教えて

A:チェックリストで効率よく改善を進めましょう

サイト速度改善では、「何を確認すればいいかわからない」というケースが多くあります。

効率よく改善を進めるには、画像容量・JavaScript・CSS・サーバー応答速度・外部タグ・スマホ表示速度などをチェックリスト化して確認することが重要です。

特に、PageSpeed InsightsやChrome DevToolsを活用すると、改善優先度を把握しやすくなります。

また、単純にスコアを上げるのではなく、SEO・離脱率・CVR改善につながる項目から優先的に対応することが成果改善のポイントです。

継続的な計測と改善が重要になります。

下記にチェックリストをまとめましたのでご覧ください。

基本チェックリスト

PageSpeed Insightsで速度計測しているか

サイト速度改善では、まず現状把握が重要です。PageSpeed Insightsを利用すると、Google基準でページ表示速度や改善ポイントを確認できます。

モバイル・PCそれぞれのスコアだけでなく、画像最適化不足やJavaScript遅延など、具体的な問題点も表示されます。

また、Core Web Vitalsの評価確認にも役立つため、SEO改善にも重要なツールです。

改善を始める前に必ず計測し、どの項目がボトルネックになっているのかを把握することが、効率的なサイト速度改善につながります。

モバイル表示速度を確認しているか

現在はスマホユーザー中心のサイトが多く、モバイル表示速度確認は必須です。

PCでは問題なく表示されても、スマホでは通信速度や端末性能の影響で遅くなるケースがあります。

特に画像容量や広告タグ、JavaScriptの影響を受けやすく、離脱率やCVR低下につながります。

Googleもモバイルファーストインデックスを採用しているため、SEO評価にも影響します。

速度改善ではPCよりも先にモバイル環境を確認し、スマホユーザー視点で最適化することが重要です。

Core Web Vitalsを確認しているか

Core Web Vitalsは、Googleが重視しているユーザー体験指標です。

LCP(表示速度)、INP(操作反応速度)、CLS(レイアウト安定性)の3項目で構成されており、SEOにも影響します。

例えば、表示が遅い、ボタンを押しても反応が遅い、ページ読み込み中にレイアウトがズレるなどはユーザー満足度低下につながります。

PageSpeed Insightsで確認できるため、単なるスコアだけでなく、Core Web Vitals改善を意識することが成果につながる速度改善のポイントです。

改善前後を比較しているか

サイト速度改善では、「改善したつもり」で終わらせず、必ず数値比較を行うことが重要です。

PageSpeedスコア、表示時間、離脱率、CVRなどを改善前後で比較することで、本当に効果が出ているか判断できます。

また、複数施策を同時に行うと、どの改善が効果的だったのか分からなくなるケースがあります。

改善前のデータ保存、施策ごとの検証、GA4分析を行いながら進めることで、成果につながる施策を継続的に強化しやすくなります。

画像最適化チェックリスト

画像サイズが適切か

必要以上に大きな画像を掲載すると、表示速度低下の原因になります。

例えば、横幅300px表示なのに3000px画像を読み込んでいるケースでは、無駄なデータ通信が発生しています。

特にスマホでは通信速度制限の影響を受けやすく、重い画像が離脱率増加につながる場合があります。

画像は表示サイズに合わせてリサイズし、適切な容量へ圧縮することが重要です。

また、サムネイル画像やバナー画像も含めて見直すことで、大幅な速度改善につながるケースがあります。

WebP形式を利用しているか

WebPは、JPEGやPNGよりも高圧縮かつ高画質を維持しやすい画像形式です。

画像容量を大幅に削減できるため、サイト速度改善に非常に効果があります。特に画像点数が多いECサイトやブログでは、WebP化だけで表示速度が改善するケースもあります。

現在は主要ブラウザで対応しているため、積極的に利用するのがおすすめです。WordPressでは変換プラグインも利用可能で、比較的導入しやすい施策です。

まずはファーストビュー画像から優先的にWebP化すると効果的です。

不要に高画質な画像を使っていないか

高画質画像は見た目が綺麗な反面、データ容量が大きくなり、表示速度低下につながります。

特にWebサイトでは、必要以上の高解像度画像を使っても、ユーザー側で違いを認識できないケースが多くあります。

スマホ表示ではさらに表示サイズが小さいため、過剰画質は無駄な通信負荷になります。

ECサイトの商品画像など一部を除き、適切な画質へ圧縮することが重要です。

画質と速度のバランスを意識しながら最適化することで、UX改善につながります。

Lazy Loadを設定しているか

Lazy Load(遅延読み込み)は、画面内に表示されるタイミングで画像を読み込む仕組みです。

通常はページ読み込み時に全画像を一括取得しますが、Lazy Loadを利用すると初期表示データ量を削減できるため、ファーストビュー高速化につながります。

特に画像点数が多いブログやECサイトでは効果が大きく、スマホ速度改善にも有効です。

ただし、設定ミスがあると画像表示遅延やSEO影響が出る場合もあるため、適切な実装確認が重要です。

ファーストビュー画像が重すぎないか

ファーストビュー画像は、ユーザーが最初に見る重要な要素ですが、容量が大きすぎると表示完了まで時間がかかり、離脱率増加につながります。

特に高画質バナーや動画背景を利用しているサイトでは、初期表示速度低下が発生しやすくなります。

GoogleのLCP指標にも影響するため、SEO面でも重要です。ファーストビューでは「最初に素早く見せる」ことを優先し、画像軽量化・WebP化・適切サイズ調整を行うことが重要です。

JavaScript・CSS最適化チェックリスト

不要なJavaScriptを削除しているか

不要なJavaScriptが多いと、ブラウザ側で読み込み・解析処理が増え、表示速度低下につながります。

特に使用していない機能や古いプラグイン由来のスクリプトが残っているケースは多く、ユーザーに不要なデータを毎回読み込ませている状態になります。

また、JavaScriptは読み込み完了まで画面表示を止める場合もあり、ファーストビュー遅延の原因になりやすいです。

定期的にコードを整理し、本当に必要なJavaScriptだけを残すことが速度改善には重要です。

使用していないCSSを削除しているか

CSSはサイトデザインに必要ですが、不要なCSSが増えると読み込み容量が大きくなり、表示速度低下につながります。

特にWordPressテーマやページビルダーでは、実際には使っていないCSSが大量に含まれているケースがあります。

また、CSS量が多いとブラウザ解析処理が増え、描画開始までに時間がかかります。

PageSpeed Insightsでも未使用CSSは指摘されることが多いため、不要スタイルを削除し、必要なCSSだけを読み込む最適化が重要です。

CSS・JavaScriptを圧縮しているか

CSSやJavaScriptは、不要な改行・スペース・コメントを削除して圧縮(Minify)することで、ファイル容量を軽量化できます。

ファイルサイズが小さくなると通信量が減り、ページ読み込み速度改善につながります。

特に複数ファイルを読み込むサイトでは効果が大きく、スマホ表示速度改善にも有効です。

WordPressでは自動圧縮プラグインも利用可能です。ただし、圧縮設定によっては表示崩れや不具合が起きる場合もあるため、導入後の動作確認が重要になります。

読み込み順を最適化しているか

CSSやJavaScriptの読み込み順によって、ページ表示速度は大きく変わります。

例えば、表示に不要なJavaScriptを先に読み込むと、ファーストビュー表示が遅れる原因になります。

また、CSS読み込みが遅いと、一瞬レイアウトが崩れる現象が発生する場合もあります。

重要なコンテンツを先に表示し、後から不要スクリプトを読み込む「遅延読み込み」を活用することで、体感速度改善につながります。

ユーザーが最初に見る部分を優先表示する設計が重要です。

外部ライブラリを入れすぎていないか

jQueryやアニメーションライブラリなどの外部ライブラリを大量に導入すると、読み込みファイル数が増え、サイト速度低下につながります。

特に「使っていない機能のために重いライブラリを読み込んでいる」ケースはよくあります。

また、外部CDN通信が発生するため、通信遅延リスクも増加します。

便利だからと追加を繰り返すと、気づかないうちにサイト全体が重くなる場合があります。

本当に必要なライブラリだけを厳選し、軽量化することが重要です。

サーバー・インフラ改善チェックリスト

サーバー応答速度(TTFB)は速いか

TTFB(Time To First Byte)は、ブラウザがサーバーへアクセスしてから最初のデータを受け取るまでの時間を指します。

この数値が遅いと、ページ全体の表示開始が遅れ、ユーザー体験悪化につながります。

サーバー性能不足、アクセス集中、データベース処理負荷などが主な原因です。

PageSpeed Insightsでも確認でき、SEO指標としても重要視されています。画像やコードを最適化してもTTFBが遅いと改善効果が出にくいため、優先的な確認ポイントになります。

高速サーバーを利用しているか

サーバー性能はサイト表示速度へ大きく影響します。低価格共用サーバーでは、他サイトのアクセス影響を受けやすく、表示速度低下が発生するケースがあります。

特にアクセス数が増えているサイトやECサイトでは、高速サーバーへの移行が重要です。

NVMe SSD対応、高速CPU、大容量メモリなどを備えたサーバーは、ページ表示速度改善に効果があります。

また、国内向けサイトでは国内サーバーの方が通信遅延が少ない場合もあります。

サーバー環境見直しは重要施策です。

PHPバージョンは最新か

WordPressサイトでは、PHPバージョンが古いままだと処理速度低下やセキュリティリスクにつながります。

最新PHPは処理効率が改善されており、同じサイトでも表示速度向上が期待できます。

また、古いPHPでは新しいプラグインやテーマとの互換性問題も起きやすくなります。

特にWordPress運用歴が長いサイトでは、古い環境のまま放置されているケースも少なくありません。

サーバー管理画面からPHPバージョンを確認し、可能な限り最新環境へ更新することが重要です。

CDNを利用しているか

CDN(コンテンツ配信ネットワーク)は、画像やCSSなどの静的ファイルを各地域のサーバーから配信する仕組みです。

これにより、ユーザーとの物理距離による通信遅延を減らし、高速表示を実現できます。

特にアクセス地域が広いサイトや画像点数が多いサイトで効果的です。

また、アクセス集中時の負荷分散にも役立ち、サーバーダウン防止にもつながります。

大規模サイトだけでなく、中小規模サイトでも表示速度改善効果が期待できる重要な施策です。

キャッシュ設定を最適化しているか

キャッシュ設定を最適化すると、一度読み込んだデータをブラウザ側へ保存できるため、再訪問時の表示速度を大幅に改善できます。

逆にキャッシュ設定不足だと、毎回画像・CSS・JavaScriptを読み込む必要があり、無駄な通信が発生します。

WordPressではキャッシュプラグイン未設定のまま運用されているケースも多く見られます。

また、サーバーキャッシュやブラウザキャッシュを組み合わせることで、より高い効果が期待できます。比較的導入しやすい改善施策です。

外部タグ・広告タグ確認チェックリスト

不要タグが残っていないか

古い広告タグや使っていない解析タグが残っていると、不要な通信処理が増え、表示速度低下につながります。

特に運用歴が長いサイトでは、過去施策のタグが整理されず残っているケースが多くあります。

不要タグはユーザーにとって価値がないにも関わらず、毎回通信が発生するため無駄な負荷になります。

Googleタグマネージャー内も含めて定期的に棚卸しを行い、本当に必要なタグだけを残すことが速度改善では重要です。

広告タグを入れすぎていないか

広告タグは外部サーバーとのリアルタイム通信が発生するため、設置数が増えるほど表示速度低下につながります。

特にリターゲティング広告や計測タグを大量導入しているサイトでは、ファーストビュー表示が遅くなるケースがあります。

また、広告タグ同士が競合し、動作不安定になる場合もあります。

広告成果を高めるためにタグ追加を繰り返すのではなく、本当に必要なタグを精査し、不要なものを削除することが重要です。

タグマネージャーを整理しているか

Googleタグマネージャーは便利ですが、管理不足になると不要タグが増え、サイト速度低下につながります。

特に複数担当者が運用している場合、古いタグや重複タグが放置されやすくなります。

また、発火条件が複雑になると、不要ページでもタグ通信が発生するケースがあります。

タグマネージャーは定期的に整理し、「何のためのタグか」を把握することが重要です。

不要タグ削除だけでも表示速度が改善するケースがあります。

SNS埋め込みを多用していないか

X(旧Twitter)やInstagramなどのSNS埋め込みは、外部通信が発生するため、表示速度低下につながりやすい要素です。

特に複数埋め込みを行うと、読み込みデータ量やJavaScript処理が増加します。

また、SNS側サーバー応答速度にも影響されるため、自サイトでは制御できない遅延も発生します。

必要最低限の埋め込みに絞り、画像化やリンク化で代替できる部分は見直すことが重要です。

SNS多用はスマホ表示速度悪化につながりやすくなります。

スマホ表示速度チェックリスト

モバイルスコアを確認しているか

PageSpeed InsightsではPCとモバイルで別々にスコア表示されますが、特に重要なのはモバイルスコアです。

現在はスマホユーザー中心のサイトが多く、Googleもモバイル評価を重視しています。

PCで90点でも、モバイルで低評価なら離脱率やSEO悪化につながるケースがあります。

画像容量・JavaScript・外部タグはモバイルで特に影響が出やすいため、まずはスマホ速度改善を優先することが成果改善には重要です。

3G・4G環境でも表示が速いか

高速Wi-Fi環境だけで確認すると、実際のユーザー体験とのズレが発生します。

スマホユーザーは移動中や通信制限下で閲覧するケースも多く、3G・4G環境での表示速度確認が重要です。

特に重い画像や動画は通信速度低下時に大きなストレスになります。

Chrome DevToolsでは通信速度シミュレーションも可能です。

実際のユーザー環境を想定しながら改善することで、離脱率低下やCVR改善につながるサイト設計が可能になります。

スマホで動画が重くなっていないか

動画は視覚的インパクトがありますが、スマホでは大きな通信負荷になります。

特にトップページ背景動画や自動再生動画は、表示速度低下やスクロール遅延につながるケースがあります。

また、モバイル回線では読み込み待ちが発生しやすく、離脱原因にもなります。

本当に必要な動画だけを残し、短尺化・圧縮・サムネイル化などを行うことが重要です。動画を減らすだけでスマホ表示速度が大幅改善するケースもあります。

タップ操作が重くなっていないか

スマホでは「操作の軽さ」も重要です。ボタンを押してから反応が遅い、スクロールがカクつくなどの状態は、ユーザー満足度低下につながります。

特にJavaScript処理負荷が高いサイトでは、タップ操作遅延が発生しやすくなります。

GoogleのINP指標でも操作反応速度は重要視されています。

不要JavaScript削除やアニメーション軽量化を行い、快適に操作できる状態を維持することが、CVR改善にも重要です。

ファーストビュー改善チェックリスト

最初に必要な情報が表示されるか

ファーストビューでは、ユーザーが最初に必要とする情報を素早く表示することが重要です。

表示が遅かったり、重要情報が下部にあると、ユーザーは内容を理解する前に離脱してしまいます。

特にサービス内容・ベネフィット・CTAなどは最優先表示が必要です。また、不要な画像や装飾が多いと表示速度低下につながります。

まずは「ユーザーが最初に知りたい情報」を整理し、軽量かつ分かりやすく表示することが成果改善のポイントです。

CTAボタン表示が遅れていないか

CTAボタンは、問い合わせ・購入・資料請求などの行動につながる重要要素です。

しかし、画像やJavaScript読み込み後に表示される設計だと、ユーザーが行動前に離脱する可能性があります。

特にスマホでは表示遅延の影響が大きく、CVR低下につながりやすくなります。

CTAはファーストビュー内で素早く表示し、ユーザーがすぐ行動できる状態にすることが重要です。表示優先順位を高めることで成果改善につながります。

大きな動画を配置しすぎていないか

ファーストビューに大容量動画を配置すると、初期表示速度が大幅に低下するケースがあります。

特に自動再生動画は通信量が多く、スマホでは読み込み待ちや操作遅延につながります。

また、LCP悪化によるSEO影響も発生しやすくなります。動画はブランディング効果がありますが、本当に必要な場合だけ利用することが重要です。

静止画や軽量アニメーションへ置き換えるだけでも、表示速度と離脱率改善につながるケースがあります。

フォント読み込みが遅くないか

Webフォントはデザイン性向上に役立ちますが、読み込みファイルが大きいと表示速度低下につながります。

特に複数フォントや太字バリエーションを大量利用している場合、通信量増加や文字表示遅延が発生します。

また、フォント読み込み完了まで文字が表示されないケースもあります。

必要最低限のフォント種類へ絞り、サブセット化や遅延読み込みを行うことで改善可能です。フォント最適化は見落とされやすい重要ポイントです。

サイト速度改善に役立つおすすめ情報

記事を書いた人

井上寛生

井上寛生

LandingHub 執行役員 / 事業責任者 / 技術責任者

大学院では情報工学を専攻し、修了後に株式会社TeNへ新卒入社。当時は社内唯一のエンジニアながら、開発部門をゼロから立ち上げ、採用・育成を一手に担い、全員が未経験からスタートした精鋭エンジニアチームを組成。2021 年にはWEBサイト高速化プラットフォーム「LandingHub」を立ち上げ、プロダクトオーナー兼事業責任者として企画・開発・グロースを牽引。現在は執行役員として、会社の技術戦略と事業成長の双方をリードしている。
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