LPファーストビューで成果を上げる6大要素と制作時の重要ポイント

LPファーストビューで成果を上げる6大要素と制作時の重要ポイント

LPのファーストビューは、訪問者が最初に目にする重要なエリアです。

わずか3秒で離脱するか読み進めるかが決まるため、効果的なデザインと訴求が不可欠です。

本記事では初心者でもすぐに活用できる具体的な改善方法をご紹介します。

LPファーストビューとは?

LPファーストビューとは、ランディングページを開いた際にスクロールせずに最初に表示される領域のことです。

英語では「Above the Fold」と呼ばれ、PC・スマートフォン・タブレットなど、デバイスによって表示範囲が異なります。

心理学的にも第一印象が意思決定に与える影響は大きく、ファーストビューの質が直接的にコンバージョン率(CVR)を左右します。

効果的なファーストビューは3つの役割を担います。

「What(何を提供するのか)」で商品・サービスを明確に伝え、「Why(なぜ選ぶべきか)」でユーザーのベネフィットを示し、「How(どう行動すればいいか)」で次のアクションを促します。

検索広告やSNS広告から流入したユーザーの期待と一致させることも、離脱を防ぐ重要なポイントです。

LPファーストビューの重要性

LPファーストビューは、コンバージョン率を左右する最も重要な要素です。

訪問者はページを開いてわずか3秒以内に、そのページを読み進めるか離脱するかを判断します。

この「3秒ルール」は心理学的にも証明されており、第一印象が意思決定に決定的な影響を与えるのです。

実際、効果的なファーストビューを設計できていないLPでは、離脱率が70%を超えるケースも珍しくありません。

一方、訪問者の検索意図や広告メッセージと一致したファーストビューは、滞在時間を延ばし、コンバージョン率を大幅に向上させます。

また、検索広告やSNS広告から流入したユーザーは、クリック前に期待した内容がファーストビューで即座に確認できなければ、すぐに離脱してしまいます。

広告費を無駄にしないためにも、ファーストビューの最適化は必須の施策と言えるでしょう。

LPのファーストビューで成果を上げるための6大要素

ファーストビューには大きく6つの要素があります。

この要素を理解することで、最大限パフォーマンスを発揮することができます。

メインビジュアル(写真・画像・動画)

メインビジュアルは、ファーストビューの中で最も視覚的なインパクトを与える要素です。

効果的なメインビジュアルには、商品やサービスの価値を直感的に伝える力が求められます。

実際の利用シーンを映した写真、商品の魅力を際立たせる画像、サービスの特徴を動的に表現する動画など、ターゲット層の共感を呼ぶビジュアル選定が重要です。

ただし、読み込み速度とのバランスも考慮が必要です。

メインビジュアルのポイント

下記にポイントをまとめます。

  • サービスとの関連性
  • 利用シーンのイメージがわかる
  • ベネフィットを想起させられるか
  • 魅力を際立たせられるか
  • 共感を呼べるか

主にこのようなポイントを意識してメインビジュアルを考えるといいでしょう。

例えばlandinghubのページであれば

ベネフィット想起や魅力を際立たせるための動画ファーストビューとなっています。

キャッチコピー(ヘッドライン)

キャッチコピーは、訪問者の注意を引き、LPの核心的価値を端的に伝える最重要テキストです。

メインビジュアルと並んで、わずか数秒で読者の興味を掴み、ページを読み進めるかどうかの判断材料となります。

効果的なキャッチコピーには、ターゲットの課題や欲求に直接響く言葉選びが不可欠です。

「誰に」「何を」「どんなベネフィットを」提供するのかを明確に示し、具体的な数字や実績を盛り込むことで信頼性が高まります。

例えば「売上30%アップを実現」「3ステップで完了」といった具体性が説得力を生みます。

また、検索広告やSNS広告の訴求内容と一致させることも重要です。

広告文とキャッチコピーにギャップがあると、訪問者は「期待と違う」と感じて即座に離脱してしまいます。

一貫性のあるメッセージ設計が、コンバージョン率向上の鍵となるのです。

キャッチコピーのポイント

キャッチコピーは下記のポイントを意識して作成してみましょう。

  • ターゲットの課題や欲求を意識する
  • 数字を活用した信頼性向上
  • メリットよりベネフィットを訴求

例えばlandinghubのページであれば

CVR150%アップという具体的な数値と、導入500社という実績で信頼性を高めているのと、タグ1つで設置ができるという部分で導入ハードルが低いことを説明しています。

サブコピー

サブコピーは、キャッチコピーを補足し、商品・サービスの価値をより具体的に伝える役割を担います。

キャッチコピーで興味を引いた訪問者に対して、「なぜこの商品を選ぶべきか」という理由や根拠を提示し、読み進める動機を強化します。

効果的なサブコピーには、ターゲットが抱える悩みへの共感や、解決策の具体性が求められます。

例えば、キャッチコピーが「業務効率を劇的に改善」なら、サブコピーで「月間100時間の作業時間削減を実現した企業が続々」と具体的なベネフィットを示すことで説得力が増します。

また、専門用語を避け、誰にでも理解できる平易な言葉で表現することも重要です。

文字数は20〜40文字程度が読みやすく、キャッチコピーとCTAボタンの間に配置することで、自然な視線の流れを作り出します。

サブコピーは、訪問者の不安を解消し、次のアクションへ導く橋渡しの役割を果たすのです。

サブコピーのポイント

サブコピーは下記がポイントとなります。

  • ヘッドラインの補足説明
  • 具体性を持たせる書き方

例えばlandinghubのページであれば

高速化ページ数が3000ページ以上という更に詳しい実績と、日本初のLP速度改善ツール、特許技術を採用しているという補足の説明もしています。

CTA(行動喚起)ボタン

CTAボタンは、訪問者を具体的なアクションへ導く最も重要な要素です。

ファーストビューで興味を持ったユーザーが「次に何をすべきか」を明確に示し、コンバージョンへの第一歩を促します。

効果的なCTAボタンには、視覚的な目立ちやすさと明確な行動指示が不可欠です。

色は周囲と対比する鮮やかなカラーを選び、サイズは指でタップしやすい大きさを確保します。

ボタンテキストは「今すぐ無料で試す」「資料をダウンロード」など、具体的な行動と得られる価値を組み合わせることで、クリック率が向上します。

また、ボタンの配置位置も重要です。

ファーストビュー内で自然な視線の流れの先に設置し、スクロールせずに目に入る位置に配置することが基本です。

A/Bテストのデータでは、ボタンの文言を変えるだけでコンバージョン率が最大200%改善したケースもあり、継続的な最適化が成果を左右します。

CTA(行動喚起)ボタンのポイント

CTA(行動喚起)ボタンは下記がポイントとなります。

  • 視覚的に目立ちやすく
  • 明確な指示があるか
  • 配置位置の最適化
  • 効果的なボタンテキスト

例えばlandinghubのページであれば

ファーストビューの大きな面積でフォームを用意していて見てわかりやすい点があります。

「無料速度診断はこちらから」と表記し、具体的に何ができるのかの表記もあります。

信頼性・権威性要素

信頼性・権威性要素は、初めて訪れた訪問者の不安を解消し、「この商品・サービスは信頼できる」と感じさせる重要な要素です。

特にオンラインでは実物を確認できないため、第三者による評価や実績が購買決定に大きく影響します。

効果的な信頼性要素には、受賞歴、メディア掲載実績、導入企業のロゴ、利用者数、満足度などがあります。

例えば「導入企業3,000社突破」「顧客満足度98%」といった具体的な数字は、説得力を高めます。

さらに、セキュリティ認証マークやプライバシーマーク、返金保証なども、ユーザーの心理的ハードルを下げる効果があります。

これらの要素をファーストビューに適切に配置することで、訪問者は安心してCTAボタンをクリックでき、コンバージョン率の向上につながるのです。

信頼性・権威性要素のポイント

信頼性・権威性要素に関しては下記のポイントを意識しておきましょう。

色々表現の方法があるので、サービスや商品に合わせて準備するといいでしょう。

  • 実績数値(導入社数、利用者数)
  • 受賞歴・メディア掲載
  • 口コミ評価・レビュー
  • 資格・認証マーク

例えばlandinghubのページであれば

  • 導入社数500社超
  • 高速化ページ数3000ページ以上

というように実績数の多さで信頼性を上げています。

オファー・特典情報

オファー・特典情報は、訪問者に「今すぐ行動する理由」を提供し、コンバージョンを後押しする強力な要素です。

人は限定性や緊急性を感じると行動を起こしやすくなるという心理効果を活用します。

効果的なオファーには、無料トライアル、初回割引、期間限定キャンペーン、特典プレゼントなどがあります。

「初月無料」「今なら50%OFF」「先着100名様限定」といった具体的な条件を明示することで、訪問者の行動意欲を高めます。

特に「期間限定」「数量限定」といった希少性を示す表現は、購買決定を加速させます。

また、オファー情報は視覚的に目立たせることが重要です。

バッジやラベルデザインを使い、赤や黄色など注意を引く色で強調表示します。

ただし、過度な煽りは逆効果になるため、誠実で実現可能なオファーを提示することが信頼性維持の鍵となります。

オファー・特典情報のポイント

オファー・特典情報に関しては下記のポイントを意識しておきましょう。

  • 期間限定キャンペーン
  • 初回割引・無料トライアル
  • 返金保証・満足保証
  • 希少性の演出方法

通販などの商品ではよく使用される要素です。

LPのファーストビューの制作のポイント

効果的なファーストビューを制作するには、ここまでで説明したように大事な要素が重要です。

ただ、それ以外にも実際に制作の技術的な面での大事なポイントもあります。

特に最大限効果を発揮させるには、表示速度を最大限上げることが重要です。

下記のポイントを意識して制作を進めましょう。

画像は最適化させる

画像の最適化

画像はファイルサイズなどによっては読み込みに時間がかかり、表示速度を悪化させる要因になります。

主に、画像を軽量化させる方法や、遅れて読み込ませる方法などがあります。

次世代フォーマットの採用と画像圧縮

次世代フォーマットのWebPやAVIFを採用することで、従来のJPEGやPNGよりファイルサイズを削減し同等画質を実現します。

WebPは広範囲のブラウザサポート、AVIFはさらに高い圧縮率を提供します。

<picture>要素で複数フォーマットを指定し、ブラウザが対応形式を自動選択する実装が推奨されます。

画像変換ツールでフォーマットを変更する方法などもあります。

また、これと並行して画像圧縮もすることで最大限の効果を発揮できます。

先に画像圧縮を行い、その後に次世代フォーマットに変換するという流れがおすすめです。

これにより画像読み込み時間が大幅短縮され、ページ表示速度とユーザーエクスペリエンスが向上します。

次世代フォーマットについて詳しくは「次世代フォーマット画像とは?」をご覧ください。

画像の遅延読み込みの実施

画像の遅延読み込み(lazy load)は、画面に表示される画像のみを優先的に読み込み、それ以外の画像を後から読み込むという方法です。

通常は、ページ全体の画像を同時に読み込んでしまうため画像の表示に時間がかかり、ページの表示速度も遅くなります。

画面に表示される画像のみ先に読み込ませることで、初期表示速度を向上させることができます。

方法は簡単で、下記ソースのように表示を遅延させたい画像に「loading="lazy"」を挿入するだけで遅延読み込みができます。

<!-- 従来の書き方 -->
<img src="image.jpg" alt="説明文">

<!-- Lazy Load対応 -->
<img src="image.jpg" loading="lazy" alt="説明文">

遅延読み込み(lazy load)について詳しくは「Lazy Loadとは?仕組みや使い方などわかりやすく解説」をご覧ください。

レスポンシブ画像・デザインを導入

レスポンシブデザインは、PC・スマートフォン・タブレットなど、あらゆるデバイスで最適な表示を実現する現代のLP制作において必須の技術です。

訪問者の約60%以上がモバイル端末からアクセスする現在、デバイスに応じた快適な閲覧体験を提供できなければ、大きな機会損失につながります。

特にファーストビューでは、画面サイズに合わせてレイアウト・文字サイズ・ボタン配置が自動調整されることで、どのデバイスでも重要な情報が確実に伝わります。

<img>タグのsrcset属性で複数サイズを指定し、sizes属性でブレイクポイントを定義することで、ブラウザが自動的に適切な画像を選択します。

レスポンシブ画像(srcset要素)の例

<!-- レスポンシブ画像指定 -->
<img loading="lazy"
     src="hero-small.jpg"
     srcset="hero-small.jpg 300w, 
             hero-medium.jpg 600w, 
             hero-large.jpg 1200w"
     sizes="(max-width: 600px) 300px, 
            (max-width: 1200px) 600px, 
            1200px"
     alt="レスポンシブ画像">

これによりモバイルでは小さな画像、デスクトップでは高解像度画像を配信し、無駄な通信量を削減してページ読み込み速度を大幅改善できます。

レスポンシブ画像について詳しくは「レスポンシブ画像とは」で解説しています。

CSSの最適化

レンダリングブロックを回避するためのCSSの最適化の1つ目は、ファーストビューに必要な要素を内部CSS化させます。

内部CSS化というのは、ファーストビューで必要なCSS部分をHTMLの<style>タグ内に直接記述する方法です。

そうすることでファーストビューで必要なCSSだけを先に読み込むことができ表示速度が早くなります。

下記が記述のソースとなります。

<head>
  <style>
    /* 生成されたクリティカルCSS */
    body { font-family: sans-serif; }
    .header { background-color: #f1f1f1; }
    .main-content { padding: 20px; }
  </style>
</head>

また、ファーストビューに不要なCSSに関してはrel="preload"でHTMLの解析を停止せずに非同期で読み込みます。

読み込み完了時にonloadイベントでrel="stylesheet"に変更して適用します。

CSSやJavaScriptなどの外部ファイルは、上記のように非同期で読み込ませたり、不要な部分を後から読み込ませることでレンダリングブロックを防ぎ表示速度を改善させます。

JavaScriptの最適化

JavaScript最適化のおすすめの方法として、1つ目はファーストビューで必要な分のJavaScriptをasync属性で読み込みます。

async属性は、JavaScriptを非同期で読み込み・実行する属性なので、HTMLの解析を停止せずにスクリプトを並行してダウンロードし、準備完了次第すぐに実行されます。

async属性の記述例としては下記のようになります。

<!-- async: 非同期で読み込み・実行 -->
<script src="script.js" async></script>

2つ目はファーストビュー以外のJavaScriptをdefer属性で読み込みます。

defer属性は、JavaScriptの実行をHTML解析完了後まで延期する属性です。

スクリプトは非同期でダウンロードされますが、HTMLの解析が完了してからDOMContentLoaded前に、記述順通りに実行されるようになります。

jQueryなどのライブラリやDOM操作を行うスクリプト、依存関係があるコードに最適で、実行順序が保証されるためレンダリングブロックを回避しつつ安全にスクリプトを読み込めます。

defer属性の記述例としては下記のようになります。

<!-- defer: 並行ダウンロード、HTML解析完了後に実行 -->
<script src="script.js" defer></script>

※async属性、defer属性は<head>内での記述を行います。

これでレンダリングブロックを回避してページ表示速度を改善できます。

JavaScriptの最適化について詳しくは「JavaScriptの速度改善方法」もご覧ください。

ソースコードの軽量化と不要リソースの削除

ソースコードの軽量化は、HTMLやCSS、JavaScriptから不要な空白、改行、コメントを除去してファイルサイズを削減する手法です。

主に圧縮できるポイントとしては下記があります。

  • 空白・改行・インデントの削除
  • 不要なコメントやソースの削除
  • 統合できるものは統合する

空白や改行などの削除ソース例

/* 圧縮前 */
.header {
    background-color: #ffffff;
    margin-top: 20px;
    padding: 10px 15px;
}

/* 圧縮後 */
.header{background-color:#fff;margin-top:20px;padding:10px 15px}

階層や値の統合や整理したソース例

/* 最適化前 */
.header { margin: 10px; }
.header { padding: 5px; }

/* 最適化後 */
.header { margin: 10px; padding: 5px; }

また、使用していないCSSルールやJavaScript関数の削除、重複コードの統合も効果的です。

これにより転送データ量が削減され、ページ読み込み時間の大幅短縮とサーバー負荷軽減を実現できます。

CDNの活用

CDN(Content Delivery Network)は、世界各地のサーバーに静的コンテンツを配置し、ユーザーに最も近いサーバーからリソースを提供することで読み込み時間を大幅短縮します。

また、サーバーキャッシュは、動的コンテンツを一時保存してデータベースアクセスを削減し、応答速度を向上させます。

両者の組み合わせにより、グローバルな高速配信と効率的なサーバー処理を実現します。

CloudflareやAmazon CloudFrontなどでCDNサービスを利用でき、日本サービスではさくらのCDNなどがあります。

CDNについて詳しくは「CDNとは」で詳しく解説しています。

LPファーストビューの失敗パターンと改善策

よくある失敗パターンをまとめました。

失敗例1: 情報過多で何が言いたいか不明

ファーストビューに多くの情報を詰め込みすぎると、訪問者は何が重要なのか判断できず、混乱して離脱してしまいます。

「あれもこれも伝えたい」という思いから、複数のキャッチコピー、大量のテキスト、多数のCTAボタンを配置してしまうケースが典型的な失敗パターンです。

人間の脳は一度に処理できる情報量に限界があり、選択肢が多すぎると「決定麻痺」を起こします。

結果として、どのボタンもクリックされず、コンバージョン率が大幅に低下します。

改善策

最も伝えたい1つのメッセージに絞り込み、「誰に・何を・どうしてほしいか」を明確にします。

キャッチコピーは1つ、CTAボタンも主要なアクション1つに限定しましょう。

その他の情報はスクロール後のセクションに配置することで、視線の流れがスムーズになり、訪問者が迷わず行動できるファーストビューが完成します。

失敗例2: CTAが目立たない・見つからない

せっかく興味を持った訪問者でも、CTAボタンが目立たず見つけられなければ、コンバージョンの機会を逃してしまいます。

背景色と同化した地味なボタン、小さすぎるサイズ、画面の端や下部に配置されたCTAは、訪問者の目に留まりません。

特に「詳しくはこちら」といった曖昧な文言や、複数のボタンが並んでいる場合、どれをクリックすべきか迷わせてしまい、結果的に何も行動されないという事態を招きます。

改善策

CTAボタンは周囲と対比する鮮やかな色(赤・オレンジ・緑など)を使い、十分なサイズを確保します。

スマホでは指でタップしやすい最小44×44ピクセル以上が推奨です。配置はファーストビューの中央付近、自然な視線の流れの先に設置しましょう。ボ

タンテキストは「今すぐ無料で始める」など、具体的な行動と得られる価値を明示することで、クリック率が大幅に向上します。

失敗例3: ページ表示速度が遅い

どれだけ魅力的なファーストビューを制作しても、ページの読み込みが遅ければ、訪問者は表示を待たずに離脱してしまいます。

特にモバイル環境では、3秒以上かかると約53%のユーザーが離脱するというデータがあり、表示速度は死活問題です。

主な原因は、高解像度の画像や動画の未圧縮、不要なスクリプトの読み込み、サーバーレスポンスの遅延などです。

特にファーストビューに重い動画を配置すると、表示完了まで時間がかかり、せっかくの広告費が無駄になります。

改善策

画像は適切なサイズに圧縮し、WebP形式などの軽量フォーマットを使用します。

動画は自動再生を避け、軽量なサムネイル画像で代替する選択肢も検討しましょう。

また、CDNの活用やキャッシュ設定、不要なプラグインの削減により、表示速度を劇的に改善できます。

PageSpeed Insightsなどのツールで定期的に速度測定し、最適化を継続することが重要です。

失敗例4: スマホ対応が不十分

現在、LPへの訪問者の60%以上がスマートフォンからアクセスしているにもかかわらず、PC版をそのまま縮小表示しただけのLPでは、文字が小さすぎて読めない、ボタンがタップしにくい、レイアウトが崩れるといった問題が発生します。

特にファーストビューで文字が判読できなかったり、CTAボタンが小さくて誤タップを招いたりすると、訪問者は即座に離脱します。

横スクロールが必要になるデザインも、ユーザー体験を著しく損ないます。

改善策

スマホ専用のレイアウトを設計し、文字サイズは最低14px以上、CTAボタンは幅280px以上×高さ50px以上を確保します。

縦長の1カラムレイアウトで情報を整理し、タップ領域は十分な余白を設けて誤タップを防止しましょう。

実機テストで主要なiPhoneとAndroid端末での表示を確認し、快適な操作性を担保することが、モバイルコンバージョン率向上の鍵です。

失敗例5: 広告とLPの訴求がズレている

検索広告やSNS広告で「初月無料」と謳っているのに、LPのファーストビューに料金プランしか表示されていない、あるいは広告の訴求ポイントとキャッチコピーが一致していないケースは、訪問者に「期待していた内容と違う」という違和感を与え、即座に離脱を招きます。

広告をクリックした訪問者は、広告文で約束された情報やベネフィットを求めています。

その期待が裏切られると、信頼を失い、二度と戻ってきません。広告費が無駄になるだけでなく、ブランドイメージの低下にもつながります。

改善策

広告のキーワードや訴求内容を、ファーストビューのキャッチコピーやメインビジュアルに明確に反映させます。

「初月無料」なら目立つバッジで表示し、「時短ツール」なら具体的な時間削減効果を示すなど、メッセージの一貫性を保ちます。

広告とLPの整合性を定期的にチェックし、訪問者の期待に応える導線設計を心がけましょう。

LPファーストビューまとめ

LPファーストビューは、訪問者が3秒で判断する最重要エリアです。

メインビジュアル、キャッチコピー、CTAボタン、信頼性要素の6大要素を最適化し、「何を提供し、なぜ選ぶべきか、どう行動すべきか」を明確に伝えることが成功の鍵となります。

デバイスごとの表示サイズを考慮したレスポンシブデザイン、情報の絞り込み、目立つCTA配置、高速な表示速度、そして広告との訴求一致を徹底することで、離脱率を大幅に下げられます。

ただし、一度制作して終わりではありません。A/Bテストやヒートマップ分析を活用した継続的な改善が、コンバージョン率向上には不可欠です。ユーザーの行動データを基に、常に最適化を重ねていきましょう。

さらに詳しいLP制作のノウハウや、コンバージョン率を高める具体的な施策については、関連記事もぜひご覧ください。実践的なテクニックで、あなたのLPを成果の出るページへと進化させましょう。

記事を書いた人

井上寛生

井上寛生

LandingHub 執行役員 / 事業責任者 / 技術責任者

大学院では情報工学を専攻し、修了後に株式会社TeNへ新卒入社。当時は社内唯一のエンジニアながら、開発部門をゼロから立ち上げ、採用・育成を一手に担い、全員が未経験からスタートした精鋭エンジニアチームを組成。2021 年にはWEBサイト高速化プラットフォーム「LandingHub」を立ち上げ、プロダクトオーナー兼事業責任者として企画・開発・グロースを牽引。現在は執行役員として、会社の技術戦略と事業成長の双方をリードしている。
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